お手入れは自分ですることが多い

職場によってはクリーニングを利用できる場合もありますが、頻度が限られていたり、支給されるユニフォームの枚数が少なかったりすることもあります。そのため、自宅でユニフォームを洗濯したり、お手入れしたりしている人がほとんどです。以下に患者さんに清潔な印象を与えるために自宅で簡単にできるユニフォームのお手入れ方法を紹介しますので、参考にしてください。
油性ボールペンによる汚れの落とし方

ポケットにペン先を出したまま入れてしまったり、ボールペンを入れたまま洗濯してしまったり、といった経験がある人もいるのではないでしょうか。自宅でもボールペンの汚れを落とすことはできます。まずは、タオルまたはキッチンペーパーと消毒用エタノールを用意しましょう。汚れた部分の下にタオルやキッチンペーパーを敷き、エタノールを含ませたティッシュでシミの裏側を軽くたたきます。インクが下のタオルに移るまで繰り返してください。汚れが薄くなったら台所用洗剤をその部分に塗って軽く揉み、その後、水ですすぎます。その後はユニフォームに記載されているように洗濯すると、汚れが落ちます。
襟や首周りの皮脂汚れの落とし方

襟や首周りは汚れやすいので注意しましょう。襟や首まわりの黄ばみや臭いは、皮脂が酸化して起こるものです。白や薄い色のユニフォームは目立ちやすいため、しっかり汚れを落とさなければなりません。まず、汚れが気になる部分に洗濯用洗剤を塗布し、歯ブラシ(使い古しでOK)でこすってください。ある程度汚れが落ちたら、いつも通り洗濯機で洗います。
汗による臭いや汚れの落とし方

忙しく働く看護師は汗をかくことが多いため、臭いや汚れが気になる人もいるでしょう。汗はシミや黄ばみを引き起こす原因でもあります。適切にお手入れしましょう。汗による臭いや汚れを落とすには、洗剤と漂白剤、お湯(約40度)が必要です。お湯に洗剤と漂白剤を入れ、その中にユニフォームを浸して1時間ほど放置してください。その後、いつも通りに洗濯すると臭いや汚れが落ちます。
さらに清潔感を出すなら

仕上げとしてアイロンがけを行いましょう。シワが取り除かれ、より一層清潔感のあるユニフォームになります。
まとめ

看護師のユニフォームに白が多いのは清潔感を出すためと、汚れを目立たせるためです。どの程度汚れているのかが分かりやすいので、すぐにユニフォームを着替えたり、洗ったりすることができ、常に清潔な状態を保つことができます。ここで紹介した方法を参考に、自宅でもお手入れしてみてください。