文房具
業務中にメモを取る機会が多く、未だに手書きカルテを使用している病院もあるため、ボールペンは必須です。3～4色のボールペンがおすすめですが、黒色は使用率が高いため、すぐにインクがなくなる可能性があります。替え芯を常備しておくといいでしょう。また、3色以上の多機能ボールペンを使うとバイタルを記載する際に呼吸数や心拍数を色で分けられるので便利です。
机がない場所で患者さんの情報を記入したり、同意書を書いてもらったりすることもあるので、バインダーを持ち歩いている看護師も少なくありません。バインダーは留め金がしっかりしているものを選びましょう。ペンが挟めると使い勝手がさらによくなります。
テープやネームバンドを切る時にはハサミを使います。ハサミは水に濡れても錆びにくいものや、落ちないようにクリップがついているものがおすすめです。刃先がカーブしていると丸く切る時に便利です。
タイマーと電卓
タイマーは点滴が終わる時間をセットしたり、バイタルをチェックするのを忘れたりしたくない時に、電卓は点滴の速度を計算する時に使用します。どちらもよく使用するものなので、一緒になっているものを選ぶようにしましょう。ポケットの中に入るようなコンパクトなサイズなら、持ち運びも苦になりません。
ペンライト
瞳孔の反応などを確認することもあるので、ペンライトもあったほうがいいでしょう。ペンライトは口腔内や光を当てなければ見えない部分を観察する時にも使用しますが、中には夜勤で懐中電灯代わりに使う人もいます。ペンライトは基本、ポケットの中に入れているので、留め金がついていると落下する心配がなく安心です。
時計
時間を確認するのはもちろん、患者さんのバイタルを確認する時に使用します。市販されている腕時計を使用している人もいますが、腕時計自体がNGな職場もあるので注意してください。おすすめは、秒数カウントができる秒針つきのものや防水機能がついているナースウォッチです。
安全面と衛生面を考慮しよう
グッズを選ぶ際は使用感だけでなく、安全面と衛生面も考慮してください。一見安全に見えても、患者さんがケガをする可能性はゼロではありません。よく確認し、最も安全なものを選んでください。また、ハサミのように、1つのもので数人の患者さんに対応する場合は、衛生面にも配慮しなければなりません。汚れても洗って消毒できる素材や、抗菌性のある素材がいいでしょう。
